・村上春樹が原稿用紙10枚分の小説を書くことをルーティーンにしているという話を知る。
どんなに書けない日でも10枚は書けるまでがんばるし、逆に調子がいい日でも10枚でやめるらしい。なぜならそこでたくさん書くと「いっぱい書いたからもう今週は書かなくていいや」と思ってしまい、継続するうえでそれは危険だから。らしい。
この「調子がいい日にも決まったところでやめる」というのが新鮮だった。そして「いっぱい書いたからもう今週は書かなくていいや」が今の自分の状況に刺さりすぎた。
10日に出したいと思っていた原稿があり、2月の3日、4日でがんばったら割と完成間近まで書けた。それで「10日には余裕で出せるな」と安心して、その後はすっかりサボっていたところだったので。
・急ぎの仕事があるとき以外、おれは基本的にその日の気分で働いたり働かなかったりしている。最近は案件自体が少ないのもあり、そして基本的に働かないに傾く日が多かった。普通によくないよなーと思っていて「ルーティーン的なものの導入が必要かもしれない」と感じていたところだったのでルーティーンを導入してみることにした。
・最初は村上春樹てきなものにしようと思ったが、私は小説家ではないので不採用。原稿を書くだけが仕事ではないので。この「自分にあった効果の期待できるルーティーンを考える」というのは非常に難しい作業だ。
考えた結果、以下3つの作業をルーティーンとすることにした。
①人に見せるための文章を1文字書く
②新しい小説を1文字読む
③仕事の勉強用の本を1文字読む
村上春樹の「調子がよくても決まったところでやめる」という要素を入れ込むことはできなかった。あんまりハードルが高いと大変でとっつきにくいし、簡単すぎても不十分だし、とちょうどいい箇所を探すのが難しかった。
ので普通に「やる気になりやすい簡単な目標」という要素と「やりたければ1文字以上やっていい」ということにした。
①がアウトプットで②と③がインプットですね。どちらも直接に案件に関わることは少ないけども、自分の仕事を考えると継続的にやっておいた方がいいことだ。でも最近はあまりできていない印象だったのでルーティーンに入れてみることに。果たしてどうなるでしょうか。
・本屋カフェ。素晴らしいね。
・近所の喫茶店。いいですね。
・チキン南蛮。
・王将。ラーメンうま!
・これおいしい。
・春巻きつくった。うまい。要練習。
・新幹線で東京へ。その後に神奈川へ。
わー。けっこううまかった。
・移動して小田原!
・集まり。
・小田原には良すぎる店がある。良すぎるので内緒。
・小田原の集まりは非常に楽しかった。充実。今回は全員で4人いたけども、話の合う人間が4人もそろうとかなり盛り上がりますね。ベストメンバーを4人集められると楽しい。
・解散して横浜へ。今の自分のなかでベスト寿司を発見する。サイズ感がちょうどいいんだよね。お寿司の評価についてサイズ感という概念を持っています。
基本メニューが「ラーメンと寿司のセット」というコンセプトの店。
・さて2月も終わりですが。仕事は上手くいかない月でした。今年のなかで重要な月だったのですが、上手くいかず。ということで仕事の状況は大変に悪い。
改めて、自分の人生に対してシビアな人生観になっています。自分の人生が他の人に比べて厳しいものだということは20代で分かってきましたが、20代で苦労した分、30代はラクに過ごせるものと思っていました。しかしどうやら、そうでもないようです。
「これで上手くいったらラクだなー」と思ってやっていることは、やはり上手くいかないですね。自分の最大限を出した納得感があるものじゃないと通用しない。通用したとしても、世間の基準で言えばほんのちょっとの成功だからきつい。最大限でもちょっと。
・現在、その自分の納得感、自信があるものに挑戦できたのですが、これも現状は上手くいっておらず、つらい。そろそろこちらも打てる手がなくなってくる。
この大変な状況はぜひ少しの時間で終わるといいですね。今年がずっと「なにをやっても上手く行かない」では大変すぎる。
・僭越ながらこれまでの人生経験により、このような今までやってこれたことが全部ダメになっていくときは、なにか新しい道に踏み出すべき時。という理解があります。
しかしすでにわりと新しい道への挑戦はして、それも結果が微妙だったので、なにか今の自分が予想していない選択肢が今後に出てくるのかもしれません。
それはそれでかなり楽しみですが、出てくるなら早くして欲しいですね。
・大変な状況になってみると、自分のメンタルが強くなったことを実感します。大変な状況のかわし方、向き合い方、とらえ方、抜け出し方など知識の多いことに気づきます。なので大変ではありますがメンタルは強靭ではある。わりと毎日は楽しく過ごせているし。
・しっかし、「つらい状況をなんとか乗り換えて成長していく」という青春期は終わったと思っていましたけどね。30代は20代に積み重ねた貯金でラクに生活していけると思っていました。もしかして難しいことに挑戦し続ける、そんな疲れる人生はまだ続きますか?勘弁して欲しいです!
これ書いているのが3月1日。3月の13日ぐらいには、思ってもみなかった助けがあってすべてが好転してないですかね。…残念ながらそんな簡単なことは僕の人生に起きないのです。。つらい状況から誰かが救い出してくれた経験はほぼない。いつも自分で動かないと改善されない。他人の体験談を聞くと誰かの助けがあったことが多い印象で、その点で(他の人間の人生はラクそうだな)と思っています。
・まあ、今の状況は単に自分の実力不足が招いている可能性が高いのですけれど。商売に関しては去年でつかんだ感じがありましたが、それは幻で、自分にはまだまだ足りないところがあるのかもしれない。
それならそれでいいか。考えることは分かりやすいですし。だけど去年が好調だった分、なぜ今年はダメなのだ?という疑問と世界への不信感が残ります。
・つうわけで残念な2月でしたけども、がんばれたこともありました。冒頭のルーティーンとか。今月は毎日ちゃんとやれました!変に誤魔化したこともしなかったし!えらい!
それはよかったかな非常に。「努力」とか「苦しいけどがんばる」ということをしてこなかった人なので。ちょっとやってみて旗色が悪いことはさっさとやめてきた。見切りはいいけども、粘りは足りない。今月の仕事は反応は悪いながらもちょっと粘れたのでよかった。
こうやって積み重ねていけばいい感じになれるかもしれない。ルーティーンは来月も継続します。2週間やっていい感じということは1年やってもいいと思うので今年はこれでがんばります。