これはフィクションです

32歳。男性。自営業。独身。

2020年12月16日13時11分

今年の終わりにしみじみと思うのですが、

 

他人のアイデアを聞いて、自分の想像力で考えた本人と同じイメージを持てる人間。

 

今まで世の中になかった新しいものを生み出せる人間。

 

物事の全体像を把握、構築できる人間。

 

 

どの人間も本当に少なく、それぞれが貴重な人材ですね。



普通の人は、1から10まで形にして見せないと「これは10ですね。すごいですね」と理解しない。

 

1だけ見て「これは10までなりますね。すごいですね」とはならない。



新しいものをつくる人間は、1すらないゼロの段階で10まではっきりイメージができているものだと思う。

 

未来の10を見て「これは最高におもしろいぞ!」とひとり興奮しているわけだ。そのイメージを受け取れる人間は少ない。



全体像を描ける人間、かつ新しいものとなるとね。存在すら危うくなってくる。

 

たまに2つ3つの素質を兼ね備えている人間を見かけると

 

「いいのがいたぞ!」と嬉しくなる。




新しいもの、新しい仕組みをつくる人間は、実は目に見えるものではなく、最初に新しい思想や考え方を生み出しているのだと思っている。

 

ものや仕組みはそれを具現化しただけに過ぎない。

 

重要なのは元になった思想の方、それを生み出せる人間の方。

 

 

しかし思想だけでは多くの人が理解して使えるものにならない。そういう意味で思想=アイデアに価値はない。具現化まで持っていかねば。

 

その具現化も、1から10までイメージだけで理解できる人間が少ないとなれば、仲間を募ることも難しい。

 

なので新しい思想を生み出せる人間は、それを具体的なものにするところまで自分でやらなければならない。大変だけど仕方ないね。




どの種類の人も生息数は少ないはずだが、自分の周りには数人ずついる。

 

自分が付き合うべき人間、一緒にいて楽しい人間は、突き詰めればこの種類の人たちだけだと思うので、来年も自分から積極的に近づいていく。