「今度、東京来る時はぜひお会いしたいです！」
てきなことをさ、自分が言われることが多いし、他の人に言っている人も多く見るけど、あれ微妙に失礼だと思うんだよね。「わざわざお前の住んでいるところに行ってまで会う価値はない」という意味でもあるじゃん。「近所で会えるならいいけど」ってね。
でまあ、みんな「来たら会いたいです！」って言うけどさ、来ないよ。大阪で仕事して生活している人がわざわざ東京行くことってないじゃん。なので「来たら会いたいです！」と言っているうちは一生会えません。
あとは「来たら会いたい」の人はたくさんいるのよ。あなた以外にも。だから競争になるよね。その人が東京行ったとして、その人に「来たら会いたい」って言っている人は20人ぐらいいる。そのなかで自分が選ばれる理由がなにかあるのかね。ないよね。ということで東京に来ても会えません。つまり、完全に、一生、会えません。
ま、「来たら会いたい」と思っている時点で、実はそんなには会いたくないのだと思うのでいいんじゃないでしょうか。会えなくても。
もし本当に会いたい時はどうしたらいいのでしょう？
自分から会いに行くことです。わざわざお金を時間を使ってね。「相手が来たら」ではなく「自分が行く」
僕も会って話したい人には自分から会いに行くようになりましたね。なぜなら待っていても会えないと気づいたからです。僕が会いたいと思うようなすごい人は、僕のような小僧に会ってもおもしろくないので会う理由がない。なので待っていてもダメ。
逆に、わざわざ自分が出かけていって誘うと、みんなOKしてくれます。そこはみんな優しい。なので（誘って断られたらどうしよう）という怖さも減りました。最近は会いたい人がいれば自分から誘って会いに行っています。
ここから大事な話になります。
多くの人が「来たら会いたい」と言うのは、自分が移動するのがめんどくさいからですね。確かにめんどくさい。
しかし、「めんどくさい」と思ってみんながやらないこと。それをあえて自分がやるから価値が生まれます。やらない人が多いなかで、数少ないやっている人になれるので。ここが大事です。みんながめんどくさがってやらないのなら、自分はやる。この発想ね。
ビジネスにおいて、他の会社がめんどくさがって「いやあ、そんなんやっても儲からないしね」と放っておいたところ。そこをあえて掘ってみると意外と儲かりそうなネタが見つかったりします。いま当たり前になっているサービスもそんな感じで始まったやつがいくつかあります。
みんながやらないことをやる。常識の逆を行く。普通じゃないことをやる。みんながやるなら自分はやらない。そういう行動が自然と取れるようになると強いです。なぜならみんな、この話を聞いてもできないので。みんなができないことだから、できる奴が強いのです。
