これはフィクションです

32歳。男性。自営業。独身。

暮らし。5月1日から15日

5月!今年はえー。もう5月だー。今年はこのペースで終わっていくと思う。

 

5月1日

・4月の後半休みすぎて復活に手間取る。今月から新しい案件が複数スタート。

 

5月3日

午前1時から朝の6時くらいまで他人のTwitterとnoteを見て過ごした。楽しいし、文章を書く気力が涌いたりしていいが、確実にその人の思想に染まっていくのを感じる。文章というのは恐ろしいものだ。こうなるとnote定期購読はよくないな。ブームの一瞬だけ課金して一気に読むのがよい。



 

5月4日

GWはすべて家でじっとして過ごす。どこ行っても混みますのでね。べつに休みでもないし。

しかし限界が来てこの日は出かけた。電車に乗り、佐賀県唐津市へ。

 

まちをうろついて、カフェでお茶して、寿司食って帰った。

 

 

 

 

5月5日

・今年の仕事が順調により、お金が余ってきた。「お金使ってなんか新しいことしたいなー」と思っていたところに「東京で一緒に家借りません?」という話が来て、ありだなと思う。

東京は3ヶ月に1度ほど遊びに行っている。そのたびに「東京いいな」と思う。思っていたので、ちょっとした滞在用に家を持っておくのはありだ。

今月の下旬に東京行くので、そのときに内見してきます。

 

 

 

5月9日

・なんとなくノリで糸島の不動産を見にいく。不動産屋に入ると「まだ確定ではないんですけど」という保留の物件情報を得られた。そのまま物件を見にいく。オーナーは不在だったので立地と外観だけ。

立地。

 


最高である。

福岡県糸島市に越してきて1年。そろそろなにか新しい動きをしていきたい。

 

 

 

5月10日

山口県萩市において2泊3日で仕事合宿。「いつもと違う環境で、いつもはできない仕事を進めよう」というもの。在宅だと飽きるし、日常はつい目の前の作業に追われてしまう。それを解消するのが仕事合宿である。「年間計画の見直し」などがこの合宿でするにふさわしい。「読書」もよい。やった方がいいが手がついていないこと。これをしっかりやるためのコンテンツです。あとは気分転換の旅行も兼ねている。

おれはこの合宿がとても好きだ。年に3回ぐらいやりたい気持ちがある。

一軒家タイプの施設を借りた。一軒家タイプは「新しい家で暮らしている」感覚が得られてよかった。旅行より引っ越しの気分になる。気分転換にありです。

 

 

 

 

 

 

 

結局、たいして仕事はせずに参加者でしゃべりまくって終わった。楽しかったのでよし。

松下村塾跡や吉田松陰高杉晋作の墓とか行けてよかった。

 

 

 

5月14日

・久しぶりにやるタイプの案件があり、やりながら「やっぱりこの仕事は大変だなー」と思う。

しかし大変だからこそ仕事になるのだし、もらえるお金も大きなものになる。大変だから現在やっている人がほぼいないし、新しい人が入ってきてもすぐに挫折してやめていく。

 

仕事をつくる時に大事な視点だなと思う。

需要があるので仕事としては存在しているが、大変なのでみんなやりたがらないし、定着しない。そういう仕事で、もし自分が「そこまで大変ではないけどね」と思うことができたら。多くの人が1年持たずにやめていくその仕事で、3年生き残ることができたら。

 

3年生き残ることができれば顧客を満足させるスキルはついているだろう。そして新規の同業が参入してきても簡単には負けない。「需要はあるが供給がいない」という特殊な市場で、3年生き残る。供給側が死屍累々の市場で3年生き残る。3年いければ10年いける。

 

そうやって「自分にしかできない仕事」を獲得するのだな。

 

 

・やはり、人が目をつけていないことに目をつける感性と、人がやっていないことを実行できる胆力が求められる。

そしてその2つは、訓練ではなく素質によるところが大きいと思う。どちらも10代で発現していなければ素質があるとは言えない。




5月15日

・東京の物件も糸島の物件も、自分で使いながら人にも貸し出していく予定である。普通に不動産屋やんけ。

まあいいかもね。今がインターネット商売なので。元手をかけ、リアルで人間の相手をする。そういう形の仕事をやるのは自分の幅が広がっていいと思う。

 

 

・福岡で起業したい学生に向けて教育的な動きをちろっとしているが、「自分で考える力が大事だな」という当たり前のところに行き着いた。自分自身が考える力がありすぎて軽視していたというか。「自分で考えるのは当たり前でしょ」と思っていたが、普通はそうでもないようだ。しかし起業して経営していくなら自分で考えて決断していくのが絶対に必要です。

そのような力、自立した思考力を養うには、先輩や大人があれこれ言ってはあかんなと。面倒を見すぎてはダメだと思ってきました。こっちが面倒を見すぎると向こうがカジュアルに相談してくるようになる。カジュアルな相談を受けていると「おまえ、自分で考えたか?」と言いたくなる。

 

1人で考えても分からなくなるばかりでどうしようもないときに先人の知恵を借りにいくのはいいと思うが、自分でたいして考えていないのに「どうしたらいいですか?」とすぐに相談するのはまずい。

 

相談したら悩みは解決して活動は進んでいくので、1人で悩むよりパッと見の進捗は出ているように見えるだろうが、「自分で考えて答えを出す」という経験を失っている。いずれ起業していくなら、それは最大にまずい消失だと思う。信頼できる先輩がいつまでも側にいるわけではない。いずれは全ての悩みを自分で解決できるようにならなければいけない。

 

これに関しては相談を受けるほう、教育するほうの大人もよくない動きをしているなと思う。大人が優しくするから学生がつけあがるわけで、「自分で考えな」「自分で決めな」と突き放して距離を取るほうがいい。「なんでも相談してね!」みたいな雑なことをやるからよくない。

 

優しく甘やかさないほうがいい。普通に地獄に叩き落としたほうが本人のためになることはある。現実が苦しいものであるならば、早めに知らせて覚悟させておくほうがいいだろう。