これはフィクションです

32歳。男性。自営業。独身。

仕事にビジョンは邪魔だからいらない

そこそこのお金を稼ぐためには「世の中をこうしたい!」というビジョンや志はない方がよいと思う昨今。

自分のなかに余計なものがあると、その時に一番よい方法を取れない。

稼げる方法があるのに「それはちょっと」とかグズグズ言う。


だから無がいい。

質の高いビジョンならいいけど、若造が気取って言うビジョンだの理念だのは質が低いからダメ。仕事するのに邪魔。

質の低い志を持つくらいなら何もないほうがいい。


流れを見て、先を読んで、必要なものを準備していく。一番儲かりそうなところに資源を投入する。これらの作業をするときに志は必要ない。


理想があるが故に一番儲かるところに参加できず、儲からないところに縛られる。



仕事の推進力になるビジョンと、そうじゃないどうでもいい個人の精神的疾患があって、本人は両方を混同してビジョンと思いがち。

これを分けるのがたぶんムズいので、いったん自分がこだわっていることを全部捨てるのが早い。