今から君たちには意味わからないことでわたしがキレている話をします。
「どうして◯◯をやろうと思ったんですか?」
こういう、理由を相手に聞く質問ってなんかダメじゃない?いつも聞かれて軽くイライラしてる。なんかこう、消費者的な思考だろ。「この商品のいいところはどこですか?」てきな。
「なんで福岡に引っ越し?糸島のいいところはどこ?」とか知らんよ。糸島のいいところはお前が自分で感じろ。俺に聞くことじゃない。
べつに理由を聞く方は話の流れで、とりあえず聞いているんだろうが、俺たちはなにか行動を起こすたびに、常にお前たちから理由を聞かれて説明を求められてきた。それにうんざりしている。
なんで会社やめるの?なんで会社つくるの?いまの事業はなんでやってるの?
説明してやってもいいが、結局説明したところでお前らはポカーンなのよ。「へえ…」じゃない。そこから話を広げろ。この低脳どもが。どうせこっちの行動原理は理解できないのだよ。だから何も聞くな。
せめて仮説ぐらい持ってから質問してこいな。
「こういうことだと思いますがどうですか?」という。なんでも聞いたら教えてくれると思うんじゃない。
俺たちはもう説明すること、理解されないことに疲れているので、わざとお前たちが理解しやすい嘘の理由を話しているときがある。
「福岡に彼女がいるんです」
ほら。これが一番分かりやすいだろう。理由としてはクソつまらんがな。
あと理由あまりない時あるよ。なんとなく、感性でやってるとき。
お前たちが理由を聞いてくるものだから、つい俺も理屈づけをしてしまっていたが、論理的ではないノリでやっている行動は多い。
そういう行動は人生においてたぶん大事で、それには理屈をつけない方がいい気がする。
間違ってはいないが100点でもない理屈をつけた時に、その行動はその理屈になってしまって本来の自然を失う。自分から自然に湧いてくる気持ちも大事だ。メリットデメリットではなく。だからすべてに理由と説明を求めて、頭で理解しようとする癖はやめた方がいい。