これはフィクションです

32歳。男性。自営業。独身。

No.2の教科書。序章。

2019年8月執筆

 

2019年は前の会社の創業年。自分がこれからNo.2として経営していくぞ、という気持ちがあり、いずれこの体験を「No.2の教科書」としてまとめられたらおもしろいなと思って、とりあえず書いた序章。

 

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「No.2の教科書」

序章「まずは、あなたがリーダーとなる」

 

リーダーを経験する前に「私はNo.2に向いている」という人がいるが、その人はリーダーをすることから逃げているだけである。責任を負うこと、人の上に立つ勇気がないだけである。

 

はじめに断っておくが、リーダーになったことがない人間は、私が考えるNo.2にはなれない。

 

なぜなら組織のなかでリーダーの苦しみが分かる唯一の人間がNo.2であるからだ。リーダーの悩みを聞き、相談役になることが、No.2の仕事と言ってもいい。

 

自分がリーダーになったことがないのに、リーダーの苦労が本当に理解できるだろうか?そんな人間をリーダーが信頼し、悩みを打ち明けてくれるだろうか?




ぜひNo.2を目指す人には、まず自らがリーダーとなることに挑戦してほしい。

 

リーダーとして悩み苦しみ、やりがいを感じるなかで、リーダーである自分が他のメンバーにしてほしいこと、してもらって嬉しいことが出てくるはず。

 

それを今度は自分が組織のメンバーとしてリーダーに行えばいいのである。

 

いいNo.2になるために、まずはリーダーの気持ちを知ること。リーダーの気持ちを知るには、自分がリーダーをしてみるのが1番よい。





あなたがNo.2ではなくリーダーとして成功できるならそれでもいい。

 

すべては、目的を達成するために、組織のなかで自分がどの役割を果たすべきか?という話であり、リーダーとNo.2、どちらも貴重な人材であることに変わりはない。

 

No.2とは、自らの目的を達成するために奔走するなかで、目的を同じくする、自分より優れたリーダーを見つけた人間のことなのである。